• 2017/09/29

    Birdy Decanter Laboratory

    9月のワイン / 02. マリオ・マレンゴ バルベーラ・ダルバ・プニャーネ

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    季節の変わり目は疲れが出がち。とくに今年は、猛暑だけでなく急激な気温の変化が多かったため、いつも以上に体調が不安定な方が多いのでは? こんなときはスパイシーな料理で乗り切りましょう! 今月は、和食や洋食だけでなく、スパイシーな料理にも合うワインをご紹介します。強い個性の料理に合うワインは、スタイルが個性的。BIRDYでその個性をお好みにアレンジして楽しんでくださいね!

     

    ■ 9月の赤ワイン vol.2

    MARIO MARENGO
    Barbera d’Alba Pugnane
    マリオ・マレンゴ
    バルベーラ・ダルバ・プニャーネ
    産地:イタリア ピエモンテ
    ぶどう品種: バルベーラ

     

     

    イタリア北部ピエモンテのワインというと、まず名前が挙がるのは「バローロ」でしょうか。白トリュフでも名高い街アルバを中心としたランゲ地方で造られる、イタリアきっての高級ワインです。ブドウ品種はネッビオーロ。しかし、実は1970年代までバローロは名前こそ有名だったもののネッビオーロの値段は安く、それより人気があり高い価格で取引されていた品種はバルベーラだったのです。とくに1950~60年代にはバルベーラは流行品種として国を超えて愛され、70年代のヒットソング「バルベーラとシャンパーニュ」は、今でも多くの人が口ずさむそう。タンニン(渋み成分)が強いネッビオーロに比べて、華やかなスミレの香りとフルーティーな果実味が特長のバルベーラは親しみやすかったのでしょう

     

    マリオ・マレンゴは1899年創立。ワイナリーとおもな畑があるのは、バローロ地区の中でも優美なワインを生むラ・モッラ村。3代目の当主マルコ・マレンゴが、妻のジェニーと息子のステファノと一緒に働く、家族経営の小さなワイナリーです。マルコはいつ会っても真っ黒に日焼けしているほど畑仕事に熱心な働き者で、彼の代になってワイナリーは世界的な成功を収めました。メインはラ・モッラ村で最高と評される区画から造るバローロですが、マルコはバルベーラの名手でもあります。バルベーラの畑があるのは、骨格のしっかりした男性的な個性で知られるカスティリオーネ・ファレット村。フルーティーなだけでなく、深みと複雑さを備えた味わいは、幅広い料理のよきパートナーとなる懐の深さを備えています。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:プラムやサワーチェリーなど紫の強いベリーの高い香りに、熟成に用いた樽由来のバニラの甘い香りが調和しています。味わいも香りそのままに、ハッキリ強い果実味にバニラの甘さが溶け込んだ、パワフルで華やかな味わいです。タンニンもしっかりしています。

     

    ゆっくり添わせる:紫の強いベリーにスミレの優しい香りが加わって、より華やかに広がります。味わいは、パワフルだった果実味を優しい酸味がふわっと軽く包み、バニラの風味やタンニンとより一体感が増しました。

     

    ちょい回し:プラムやスミレの香りに、鉛筆の芯を思わせるようなミネラルや、なめし皮の香りも加わり、複雑になってきました。味わいも、フルーツが前面というよりは、黒い石のようなミネラル感やなめし皮、スミレやバラの華やかな風味が出てきて、味わいはどんどん複雑に。余韻に酸がキレイに残ります。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    「そのまま」のフルーティーでリッチな味わいは、タレをしっかりつけたカルビやハラミなどの焼き肉に合わせて!「ゆっくり添わせた」複雑で華やかな味わいには炭焼きの赤身ステーキを!個人的には、「ちょい回し」のフルーティーかつ硬質なワインでポルチーニのクリームパスタを楽しみたい!

     

    ■ バローロ歴史あれこれ

    「バローロ」というと「王のワイン、ワインの王」と称えられますが、バローロにはその風格があるからというだけでなく、実際にワインの誕生や品質向上に王族や貴族が深く関わっています。ピエモンテ州の州都トリノはかつてサルデーニャ王国、イタリア王国の首都でもありました。のちにイタリア王国初代首相となるカヴール伯爵はこの地に赴任した際に、フランスからワインコンサルタントを招へいしてワインを近代化。サルデーニャ王カルロ・アルベルトも伯爵と同じコンサルタントを用いてワイン造りを始めました。カルロの息子イタリア初代国王ヴィットリオ・エマニュエーレ二世もこの地に別荘を構え、その子息はワイナリーを興しています。

     

    ワイン輸入元:テラヴェール株式会社
    http://www.terravert.co.jp/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/09/29

    Birdy Decanter Laboratory

    9月のワイン / 01. ゲヴュルツトラミネール ロッシュ・カルケール

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    季節の変わり目は疲れが出がち。とくに今年は、猛暑だけでなく急激な気温の変化が多かったため、いつも以上に体調が不安定な方が多いのでは? こんなときはスパイシーな料理で乗り切りましょう! 今月は、和食や洋食だけでなく、スパイシーな料理にも合うワインをご紹介します。強い個性の料理に合うワインは、スタイルが個性的。BIRDYでその個性をお好みにアレンジして楽しんでくださいね!

     

    ■ 9月の白ワイン vol.1

    Domaine ZINT -HUMBRECHET
    Gewurztraminer Roche Calcaire
    ドメーヌ・ツィント・フンブレヒトライマット
    ゲヴュルツトラミネール ロッシュ・カルケール
    産地:フランス アルザス
    ぶどう品種: ゲヴュルツトラミネール

     

     

    「最後の授業」という小説をご存じですか? 普仏戦争に負けたから明日からフランス語は使えなくなる、これが私の最後の授業です、と学校の先生が「フランス万歳」と黒板に書いて教室を去る物語。この舞台がフランス北東部のアルザスです。鉱物資源に恵まれ、ライン川という販路を持っていたドイツ国境にあるアルザス地方は、古くからフランスとドイツで所有を競い合ってきたため、多くの悲劇の舞台となってきました。とはいえ、実はこの小説が書かれた当時、アルザスにはドイツ系住民が多かったため、実質、多くの人は言葉に困ることはなかったんです。アルザス語はドイツ語の方言のようなものですしね。小説で描かれた重要な点は、精神的なものなのでしょう。

     

    フンブレヒト家は普仏戦争より200年も前、1620年からブドウ栽培をしてきた歴史あるワイナリーです。11代目のレオナール・ウンブレヒトの時代にワインは世界的な成功を収め、アルザスを代表するワイナリーのひとつとなりました。12代目にあたる現当主のオリヴィエは若干26歳のときに世界最難関の資格、マスター・オブ・ワインを取得。フランス人初の快挙でした。オリヴィエはビオディナミ栽培(*)にも積極的に取り組み、認証団体の会長も長年にわたり務めるなど、目覚ましい活躍を続けています。
    ワイン名の“ロッシュ・カルケール”とは、“石灰岩”の意味。石灰岩の多い畑で生まれたワイン。フンブレヒトでは土壌ごとに最適な品種を栽培しています。
    *ビオディナミ:ルドルフ・シュタイナーが提唱した農法。天体の作用を農作物の生育に活かし、ホメオパシー療法のような物質を畑に与えることで土壌の活性化を促す。

     

    アルザスというとフランスの北に位置するせいか、寒い産地と思われがち。けれど実際は、大陸性気候で夏は暑く、降雨量も南仏のモンペリエと同程度しかありません。アルザスワインは、ドイツとフランスの良いところを併せ持っています。ドイツ的なところは、リースリングやゲヴュルツトラミネールなど白ワインが多いこと、ブドウ品種の名前がラベルに大きく表示されること。フランス的なところは、グラン・クリュなど畑の格付けがハッキリしていること、料理との相性を重視していることなどです。もうひとつ重要な点は、土壌が多様なこと。ヴォージュ山脈の隆起によってできた土壌はモザイクと称されるほど。アルザスは7種類のブドウ品種と多様な土壌によって、じつに多彩なワインが生まれる産地なのです。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:バラやライチ、アンズ、黄桃、エキゾチックなスパイスなどの、むせかえるように豊満な香りと味わいが口いっぱいに広がります。香りは甘く、果実味もボリューム感がありますが、味わいはあくまで辛口。

     

    ゆっくり添わせる:トロッと甘い香りに、濡れた白い石を思わせるミネラルが加わります。同時に、味わいにもキリリとした硬質さが加わり、果実味とミネラル、酸味のバランスがとれて複雑で濃厚なテイストに。

     

    ちょい回し:濡れた岩のようなミネラル感が香りにも味わいにも強くなってきます。あふれんばかりの果実味に強いミネラルが加わることで、味わいは豊満というより鋼のような強さを持つ男性的なテイストへ。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    エビチリやスパイシーな料理、またトマトを使ったピリ辛料理には「そのまま」のリッチな味わいをどうぞ。 フォアグラやブルーチーズと合わせるなら「ゆっくり添わせた」複雑な味わいを。個人的には、豚肉など白身の肉料理にキノコのソテーを添えて「ちょい回し」の深いミネラルテイストと合わせたい!

     

    ■ ブドウ品種あれこれ

    ゲヴュルツトラミネール、舌をかみそうな名前ですよね。ゲヴュルツとはドイツ語でスパイスの意味。原産は北イタリアで、名前はチロル地方のトラミン村に由来します。それがドイツを経由してアルザスに持ち込まれました。名前のとおりスパイスと濃厚なフルーツや花の香りが特長。辛口から甘口まで幅広いワインが造られます。

     

    ワイン輸入元:日本リカー株式会社
    http://www.nlwine.com

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/08/25

    Birdy Decanter Laboratory

    8月のワイン / 02. ライマット アニマ・ロゼ

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    いよいよ本格的にスタート、2017夏! 日本はいつから熱帯に?と首をかしげたくなるほどの陽射しと湿気に食欲も減退しがちですが、こんなときはロゼをお供にどうぞ!白ワインのようにフレッシュで軽快で、かつ赤ワインの持つほのかに渋いタンニンを併せ持つオールマイティーなロゼは夏の強い味方。Birdyデキャンタでお好みの味わいに仕上げて、アペリティフから肉料理までしっかり対応できる懐の深いロゼワインを楽しんでみませんか。

     

    ■ 8月のロゼワイン vol.2

    RAIMAT
    VOL d’ANIMA de RAIMAT Rose
    ライマット
    アニマ・ロゼ
    産地:スペイン カタルーニャ
    ぶどう品種: ピノ・ノワール、シャルドネ

     

     

    スペイン北東部のカタルーニャ地方は、スパークリングワイン「カヴァ」で有名な産地です。フランスのシャンパーニュ地方で修行したコドルニウ社のホセ・ラベントスが1870年に初めてスパークリングワインを造ったのが始まり。また、20世紀に入ってからは、カヴァだけでなくスティルワイン造りが発達。最新技術やフランス品種をいち早く導入するなど、カタルーニャ地方ワイン産業の発展はスペイン全体ワインの近代化の大きな牽引役となりました。

     

    ライマット社は1914年創業。コドルニウ社のマニュエル・ラベントスが荒廃した農地に可能性を見出して開墾を始めました。現在は2245ヘクタールのブドウ畑を所有。これはヨーロッパ最大級の広さです。どのくらい広いかというと、フランスのシャブリというワイン産地全体の栽培面積がおよそ4850ヘクタールですから、その半分近くの広さをライマット社が持っていることになります。ライマットは規模は大きいですが、有機栽培に取り組んでいて、2019年までにすべての畑を有機栽培にする予定だそう。ライマットはカタルーニャ語で「ぶどう」と「手」の意味。ぴったりなネーミングだと思いませんか?

     

    スペインはそれぞれの産地ごとに土地に合ったたくさんの土着品種(テンプラニーニョとかボバルとか)を栽培しています。場所をきちんと選べば、他の国の土着品種もうまく育ちます。このロゼに使っている、本来はフランス品種であるピノ・ノワールやシャルドネも、ライマットの綿密な調査によって選ばれた区画で栽培されました。「アニマ」は食事と合わせることを重視して造られたシリーズ。ライマットのすべてのワインには、ボトルの首のところに数字が書かれています。数字の小さいものは軽やか、大きくなるほどフルボディ。わかりやすい目安ですよね。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:ラズベリーやイチゴの愛らしい果実味がしっかり主張した、フルーティーな味わい。ピノ・ノワールの印象が強いです。

     

    ゆっくり添わせる:洋ナシや白桃など、シャルドネ由来の風味も出てきました。また、さわやかな酸味も、よりいっそう感じられるように。

     

    ちょい回し:ピノ・ノワールとシャルドネの風味が一体となり、酸味もバランスよく、華やかに広がります。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    お気に入りはちょい回し。トマトの冷製カッペリーニやエビのグリルなど合いそうです!そのままはアペリティフか、デザートと一緒でも楽しめそう。ゆっくり添わせるは、白身魚のマリネや焼き鳥の塩とぜひ!

     

    ■ カヴァあれこれ

    カヴァは、実は1960年代まで「チャンパン」と呼ばれていました。けれどフランスのシャンパーニュの生産者に抗議されたため、1970年に名前を「カヴァ」と改めたのです。

     

    ワイン輸入元:国分グループ本社株式会社
    http://www.kokubu.co.jp/brand/009/946/7577308.html

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/08/22

    News Release

    期間限定オープン 体験型カクテルバー「Birdy Cocktail Experience Bar」

    Birdyのカクテルツールを使って、作り方のレクチャーを受けながらカクテルシェイク体験。体験型カクテルバー「Birdy Cocktail Experience Bar」が伊勢丹新宿店にオープンします。ご自身で作ったカクテルをカウンターでそのまま味わえる体験型バーです。

     

    Birdy Cocktail Experience Bar in 伊勢丹新宿店

     

    日時:
    9/6(水)~9/12(火)
    11:30〜19:00

     

    場所:伊勢丹新宿店 本館5階
    キッチンダイニングデコール / テイストオブドリンク
    東京都新宿区新宿3丁目14-1

     

    期間中は、下記の日程・内容でゲストバーテンダーによるカクテル作り講習会も開催します。

     

    ① 9/6(水)13:00〜 15:00〜(各回5名限定)
    鎌田真理さん ザ・ペニンシュラ東京
    内容:ノンアルコールでカクテル気分。ホーム イージー モクテル

     

    ② 9/9(土) 13:00〜 15:00〜(各回5名限定)
    中村充宏さん ザ・ペニンシュラ東京
    内容:家飲みを豊かに。バーテンダーが教えるカクテルアレンジ術

     

    ③ 9/10(日) 13:00〜 15:00〜(各回5名限定)
    宮之原拓男・寿美礼さん BAR ORCHARD GINZA
    内容:自宅のスパイス・調味料で作るマイ ブラッディ マリー

     

    参加費:2,500円(税別)
    各回2杯分のカクテル(またはモクテル)の作り方を体験・実飲

     

    ※カクテル講座参加方法
    新宿伊勢丹 本館5階 キッチンダイニングデコールにて店頭、または電話予約
    TEL : 03-3225-0669(キッチンダイニングデコール直通)

     


    ※マイ ブラッディ マリーのイメージ

  • 2017/08/22

    Birdy Decanter Laboratory

    8月のワイン / 01. IGP メディテラネ トリエンヌ ロゼ

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    いよいよ本格的にスタート、2017夏! 日本はいつから熱帯に?と首をかしげたくなるほどの陽射しと湿気に食欲も減退しがちですが、こんなときはロゼをお供にどうぞ!白ワインのようにフレッシュで軽快で、かつ赤ワインの持つほのかに渋いタンニンを併せ持つオールマイティーなロゼは夏の強い味方。Birdyデキャンタでお好みの味わいに仕上げて、アペリティフから肉料理までしっかり対応できる懐の深いロゼワインを楽しんでみませんか。

     

    ■ 8月のロゼワイン vol.1

    TRIENNES
    I.G.P. Mediterranee Triennes Rose
    トリエンヌ
    IGP メディテラネ トリエンヌ・ロゼ
    産地:フランス プロヴァンス
    ぶどう品種:サンソーを主体に、シラー、グルナッシュ、メルロ

     

     

    ピーター・メイルの著書「南仏プロヴァンスの12カ月」、ダイアン・レイン主演の「プロヴァンスの休日」。地中海とアルプスに囲まれた風光明媚なプロヴァンス地方は、誰にとっても憧れの避暑地。そしてローマ時代から続くすぐれたワイン産地でもあります。有名なのはなんといっても海の幸と楽しむロゼワイン!プロヴァンスワインのおよそ90%がロゼというほど、ロゼの名産地なのです。

     

    〝ロマネ・コンティ”。ワインをそれほど知らない方でも、この名前は聞いたことがあるのでは?フランスワイン、いえ、世界のワインの最高峰のひとつです。そしてもうひとつ、同じくブルゴーニュ地方の名門ドメーヌ・デュジャック。どちらもワイン愛好家垂涎の銘酒ですが、生産量がすごーく少ないため(そして価格もスゴイため)なかなか手に入りません。そこでワイナリーのオーナーふたりが、「もっと多くのひとたちに自分たちのワインを楽しんでもらいたい」とプロヴァンスですぐれた土地を見つけて始めたのが、このトリエンヌです。

     

    プロヴァンスというと温暖なイメージがありますが、冬には雪が降る山岳地帯もあります。トリエンヌが畑を持つのは標高400メートルの高地。標高が高いと日較差が大きいので、ワインには豊かな風味が備わります。サンソーは南仏で古い歴史をもつ黒ブドウで、いきいきとした酸味とハーブやスパイスの風味が特長。トリエンヌでは有機栽培でブドウを育てています。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:ラズベリーやダークチェリーなどの、赤い果実のピュアな風味と香り。愛らしい豊かな果実味を、いきいきとした酸味がきゅっと引きしめるフルーティーなワイン。あと味はスッキリとドライ。

     

    ゆっくり添わせる:愛らしい果実味に、ローズマリーやセージ、タイムなど、南仏でガリーグと呼ばれるさまざまなハーブの風味が加わり、味わいはさわやかに広がります。

     

    ちょい回し:赤い果実味よりも、ガリーグや、白い石のようなミネラルの風味が前面に出てきて、全体の印象は「愛らしい」から「キリリと洗練」へ。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    お気に入りは南仏の風を思わせる「ゆっくり添わせる」。「そのまま」はアペリティフだけでなく、餃子やエビチリなどの中華におススメ。「ちょい回し」は魚介類のカルパッチョやパスタなどとどうぞ。

     

    ■ ロゼあれこれ

    白ワインは白ブドウから、赤ワインは黒ブドウから。ではロゼワインは?白と黒ブドウのブレンド?いいえ、ヨーロッパでは、シャンパーニュを除いて基本的に白と黒のブドウのブレンドは禁止されています。ではどうやって作るのか。ひとつは赤ワインを発酵するときに初期段階で液体を抜く「セニエ(血抜き)法」。もうひとつは、白ワインを造るように収穫した黒ブドウをすぐ絞って果皮の色がほのかについた果汁を発酵させる「直接圧搾法」。トリエンヌのロゼは「直接圧搾法」で造られています。

     

    ワイン輸入元:株式会社ラック・コーポレーション
    http://www.luc-corp.co.jp/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/07/27

    Birdy Decanter Laboratory

    7月のワイン / 03. カテナ カベルネ ソーヴィニヨン

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    梅雨も明けきらないうちから太陽がまぶしい今年の7月。こんな時期は、白はもちろんですが、赤ワインも少し冷やしたほうがおいしくいただけます。ぜひBirdyデキャンタを冷蔵庫で冷やしておいてください。熱伝導率がよいので、氷を何個か入れてクルクル回すだけでもOK。注いだワインをすぐにひんやり飲み頃にしてくれます。帰宅後やお風呂上りに、「ワインを冷やし忘れた!」と慌てる心配はもうありません。

     

    ■ 7月の赤ワイン

    Catena
    Catena Cabernet Sauvignon
    カテナ
    カテナ・カベルネ・ソーヴィニヨン
    産地:アルゼンチン メンドーサ地区
    ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

     

     

    アルゼンチンでワイン造りがはじまったのはスペイン人の入植が始まった16世紀中ごろ。スペイン人修道士が綿や穀物と共にぶどうを持って来たのがはじまりです。広大な土地をもつアルゼンチンですが、畑があるのはアンデス山脈のふもと。世界一標高の高い畑もアルゼンチンにあります。

     

    カテナ家は1902年にイタリアからやってきてワイン造りをスタート。3代目のニコラス・カテナが80年代に高品質ワイン造りにとりくみ、今や、量、質ともにアルゼンチンを代表するワイナリーへと成長を遂げました。現在は娘のラウラも右腕として活躍。世界的な成功もおさめた、アルゼンチンでもっとも尊敬を集めるワイナリーのひとつです。

     

    アルゼンチンの赤ワインというとマルベックが有名ですが、カベルネ・ソーヴィニヨンを中心としたボルドーブレンドも秀逸。標高の高い畑では夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きいので、気難しいボルドー系品種も、ゆっくり成長し、バランスよく熟すことができるのです。このワインは950~1450メートルという高地にある5つの畑のブレンドです。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:イチジクやプラム、ラベンダー、ほのかなバニラ、タバコの香り。完熟したブルーベリーやプラムの果実味と、しっかりしたタンニンが調和した、重厚なコクのある味わいです。

     

    ゆっくり添わせる:スパイスや、濡れた黒い石を思わせるミネラルの香りも加わってきました。味わいには、血の滴る肉のようなミーティーな風味が加わり複雑に。濃厚な果実味から出てきた酸味が重心の低かった味わいを支えて、全体がふわっとやさしくなってきました。

     

    ちょい回し:香りには濡れた黒い石のミネラルがどんどん強くなり、 ヒノキやなめし皮の香りも出てきて複雑に。味わいにもヒノキやなめし皮、タバコの風味が加わって複雑になってきました。タンニンの質感がなめらかになり、全体的に洗練されてきます。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    リッチでパワフルなワインが好き!という方は「そのまま」がおすすめ。ステーキや焼き肉と合わせるなら「ゆっくり添わせる」を。お気に入りは洗練された「ちょい回し」。しっとりオトナの時間を過ごせそう!

     

    ■ メンドーサあれこれ

    メンドーサはアルゼンチンのワイン生産量の80%を占めます。ここが発展した最初の大きな理由は、外港のある大都市ブエノスアイレスと1885年にアルゼンチン初の鉄道が開通したから。鉄道を通じて大量のワインが大都市へ運ばれました。

     

    ワイン輸入元:株式会社ファインズ
    http://www.fwines.co.jp/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/07/19

    Birdy Decanter Laboratory

    7月のワイン / 02. アタ・ランギ ロゼ

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    梅雨も明けきらないうちから太陽がまぶしい今年の7月。こんな時期は、白はもちろんですが、赤ワインも少し冷やしたほうがおいしくいただけます。ぜひBirdyデキャンタを冷蔵庫で冷やしておいてください。熱伝導率がよいので、氷を何個か入れてクルクル回すだけでもOK。注いだワインをすぐにひんやり飲み頃にしてくれます。帰宅後やお風呂上りに、「ワインを冷やし忘れた!」と慌てる心配はもうありません。

     

    ■ 7月のロゼワイン

    Ata Ranghi
    Rose
    アタ・ランギ
    ロゼ 2016
    産地:ニュージーランド マーティンボロー地区
    ぶどう品種: メルロ、シラー、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン

     

     

    ニュージーランドワインの歴史は新しく、19世紀中頃にスタート。フランス人宣教師がぶどうを持ち込み、ミサのためのワインを造ったのがはじまりです。大自然に恵まれた「クリーン&グリーン」なニュージーランド。国全体の生産量はオーストラリアの大手ワイナリー1社分にも満たない小さな国ですが、ワインは高品質で、世界中で高い評価を得ている注目の産地です。

     

    アタ・ランギはマオリのことばで「新しい始まり」「夜明けの空」を意味します。その名前のとおり、このワイナリーはニュージーランドにおけるピノ・ノワールのパイオニアのひとり。首都ウェリントンの東部に位置するマーティンボロー地区は強風で有名な場所。酪農家だったクライブ・パットンは、この強風と水はけのよい砂利粘土質土壌がワインに最適な凝縮したぶどうを育むと信じて1980年に土地を購入。ぶどうを植えることからワイン造りを始めました。

     

    ロゼワインというと、淡いピンク色のフレッシュなタイプから、赤みのあるバラ色のミディアムボディまでさまざまなタイプがありますが、これは後者。数種類のぶどうをブレンドすることで複雑さを出し、一部をフランス製の木樽で熟成させた、初心者からワイン愛好家まで楽しめる1本です。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:プラムやブルーベリーなどのしっかりした香り。味わいも熟したプラムやイチゴをかじったような、みずみずしく、たっぷり豊かな果実味が口いっぱいに広がります。

     

    ゆっくり添わせる:鮮やかなフルーツの香りに、ほのかなハーブやスパイスの風味が加わります。豊かなプラムの果実味にさわやかな酸味が加わり、濃厚だった味わいが軽やかに広がるように。舌触りもどんどんなめらかになってきました。

     

    ちょい回し:フルーツやスパイスの香りに、スミレやバラなど花の香りも加わってきます。味わいは“フルーティー”から“フローラル”へ。すべての風味がキレイに調和し、華やかで複雑な味わいに。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    果実味あふれる「そのまま」は、よーく冷やして海辺やプールサイドで!フルーティーな「ゆっくり添わせる」は、アペリティフに。お気に入りは複雑で華やかな「ちょい回し」。魚介類と一緒に食べたい!

     

    ■ マーティンボローあれこれ

    マーティンボローの十八番ピノ・ノワール。ピノ・ノワールには何種類かのクローン(種から育てるのではなく接ぎ木で生み出す優れた種)があります。ニュージーランド特有の、アタ・ランギでも使っているエイブルというクローンがありますが、実はこれ、ブルゴーニュの超有名ワイナリーから穂木を内緒で持ち帰った旅行者が税関で没収されたものの、没収した人は植物学者でもあり、こっそり自宅の庭で植えて増やしたのがはじまり。エイブルはその税関職員の名前です。

     

    ワイン輸入元:ヴィレッジ・セラーズ株式会社
    http://www.village-cellars.co.jp/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/07/14

    Birdy Decanter Laboratory

    7月のワイン / 01. フェウド・アランチョ グリッロ

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    梅雨も明けきらないうちから太陽がまぶしい今年の7月。こんな時期は、白はもちろんですが、赤ワインも少し冷やしたほうがおいしくいただけます。ぜひBirdyデキャンタを冷蔵庫で冷やしておいてください。熱伝導率がよいので、氷を何個か入れてクルクル回すだけでもOK。注いだワインをすぐにひんやり飲み頃にしてくれます。帰宅後やお風呂上りに、「ワインを冷やし忘れた!」と慌てる心配はもうありません。

     

    ■ 7月の白ワイン

    Feudo Arancio
    Grillo 2016
    フェウド・アランチョ
    グリッロ
    産地:イタリア シチリア
    ぶどう品種:グリッロ

     

    地中海文明の十字路にあったシチリアは、アラブ、ギリシャ、ローマ帝国などさまざまな文化の影響がいまなお色濃くのこる地域。フェウド・アランチョのラベルには、1,300年前のシチーリア・ラグーザ地区がアラブ勢力に支配されていた時代の陶器の絵柄がデザインされています。

     

    フェウド・アランチョは1000ヘクタールという広大なブドウ畑を所有するワイナリーです。その広い畑の向きや標高、土壌、気候に合わせて、グリッロなどシチリアの土着品種から、シャルドネなどの国際品種まで幅広く栽培。シチリアのような南の産地のワインというと、濃厚で力強いイメージがありますが、フェウド・アランチョでは、料理との相性を考慮した、バランスがよく、コストパフォーマンスのよいワインを造っています。

     

    マルサラ酒の原料としても有名なグリッロ種は、19世紀にイタリアの他の産地からシチリアに移ってきたブドウ。1930年代にはシチリアのブドウの60%を占めるほどの人気を博していました。熟した桃のようなジューシーな果実味と、ジャスミンのような香りが特長です。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:パッションフルーツやオレンジ、熟した白桃などのジューシーな果実味が口いっぱいにトロリと広がる。余韻に残るオレンジのほろ苦さと、海風を感じるちょっぴりの塩気が、リッチな味わいを引き締めます。

     

    ゆっくり添わせる:エキゾチックなたっぷりの果実味に、ジャスミンや白コショウ、グレープフルーツ、濡れた白い石のようなミネラルの風味が加わり、より複雑な味わいに。

     

    ちょい回し:ライムやグレープフルーツなどの、スッキリさわやかな風味が強くなります。白い花のようなフローラルなやさしさも。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    お気に入りは、風味が柑橘系とエキゾチックフルーツのバランスが取れた「ちょい回し」。よーく冷やしてブランチとともに楽しむなら「そのまま」。豚しゃぶなど白身の肉料理と合わせるなら「ゆっくり添わせる」で!

     

    ■ シチリアあれこれ

    マルサラ酒は一晩の嵐がきっかけで生まれたお酒。大航海時代の1773年。イギリスの貿易商ジョン・ウッドハウスの船は嵐のため港町マルサラで足止めに。その夜、地元のお酒を飲み感激した彼は祖国に持ち帰ることにしました。長い船旅による変質を避けるためワインに蒸留酒を添加したところ、味わいはいっそう素晴らしく変化。イギリスで大人気となりウッドハウスはマルサラに会社を設立。マルサラ酒はバッキンガム宮殿や英国海軍の御用達となり、ネルソン提督がナポレオン軍を破ってからは、「勝利の酒」としてその名を世界に轟かせました。

     

    ワイン輸入元:株式会社 モトックス
    http://www.mottox.co.jp/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/06/22

    Birdy Decanter Laboratory

    6月のワイン / 02. メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ムーラン・ナ・ヴァン 2015

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    雨に濡れる紫陽花が美しい6月。梅雨をさわやかに楽しく過ごすのにお薦めなのは、フルーティーで洗練されたワイン。今月のワインは、白ワインは冷蔵庫でしっかり冷やして、赤ワインも30分くらい冷蔵庫に入れてからスタートするのがポイント。時間とともに少しずつ温度が上がると、香りと味わいが変わってくるので、その変化も楽しんでみてください。

     

    ■ 6月の赤ワイン

    Maison Joseph Drouhin
    メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ムーラン・ナ・ヴァン 2015
    産地:フランス ボージョレ地方
    ぶどう品種:ガメイ

     

     

    ボージョレといえば、年に一度、お祭り感覚で楽しむ“ボージョレ・ヌーヴォー”。けれどワイン造りの歴史はローマ時代からと古く、1960年代までブルゴーニュの有名ワインより高額で取引されていた優れた産地なのです。

     

    造り手は1880年創立のメゾン・ジョゼフ・ドルーアン。ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに本拠地があります。130年ものあいだ家族経営をつらぬき、ぶどうが育まれる土地の土壌や気候を尊重し、「エレガンスとバランス」を追求したワイン造りを行っています。

     

    ボージョレには、特に優れたぶどうを育むと認められた10のクリュ(区画)があります。ムーラン・ナ・ヴァンはそのひとつ。名前は小さな丘の頂上にある畑にMoulin a vent(風車小屋)があることに由来します。マグネシウムを多く含んだ花崗岩土壌はガメイ種に最適で、「クリュの王」と称されます。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:スミレの花やプラムのような濃い香り。味わいもプラムやブルーベリーを思わせる、しっかり強い果実味とタンニンが口いっぱいに広がります。

     

    ゆっくり添わせる:ぎゅっと閉じていた蕾がゆるむように、香りもふわっと開いてきました。味わいも、プラムからダークチェリーなど、紫色から赤色のフルーツに変化。華やかに、そしてフルーティーに。タンニンもやわらかくなってきました。

     

    ちょい回し:香りに赤いバラや白コショウなどのスパイスも加わって複雑に。強かったタンニンは肩の力が抜けたように優しくなり、そのぶん、より果実のピュアな風味が際立つように。鉱物感も加わり、洗練された味わいに変化してきました。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    お気に入りはやさしい味わいの「ゆっくり添わせる」。ワインのフルーティーさをそのまま味わいたいなら「そのまま」。和食など繊細なお料理に合わせるなら「ちょい回し」をどうぞ。

     

    ■ ボージョレあれこれ

    ボージョレは「プチ・トスカーナ」と呼ばれるほど風光明媚な土地。フランスではシャンパーニュとともに機械での収穫が禁止されている唯一の産地です。

     

    ワイン輸入元:三国ワイン株式会社
    http://www.mikuniwine.co.jp/

    http://www.mikuniwine.co.jp/shop/g/g06646201500/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

     

     

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  • 2017/06/19

    Birdy Decanter Laboratory

    6月のワイン / 01. エルマノス・リュルトン クエスタ・デ・オロ ルエダ 2014

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    雨に濡れる紫陽花が美しい6月。梅雨をさわやかに楽しく過ごすのにお薦めなのは、フルーティーで洗練されたワイン。今月のワインは、白ワインは冷蔵庫でしっかり冷やして、赤ワインも30分くらい冷蔵庫に入れてからスタートするのがポイント。時間とともに少しずつ温度が上がると、香りと味わいが変わってくるので、その変化も楽しんでみてください。

     

    ■ 6月の白ワイン

    Hermanos Lurton
    Cuesta de Oro, DO. Rueda
    エルマノス・リュルトン
    クエスタ・デ・オロ ルエダ 2014
    産地:スペイン ルエダ地方
    ぶどう品種:ヴェルデホ

     

    スペインというと赤ワインのイメージがありますが、ルエダはスペインきっての白ワイン産地。今、スペインでもっともぶどう畑の値段が高い注目の場所です。ヴェルデホというぶどう品種は、11世紀にアフリカからやってきて以来この地で栽培されています。

     

    ワインの造り手はフランソワ・リュルトン。あれ、フランス人の名前? そうです、実はオーナーはフランス出身。リュルトン家はボルドーで数多くのシャトー(ワイナリー)を所有する名門一族。フランソワはボルドーだけに飽き足らず、世界中の優れたワイン産地を探しだしてワインを造っているのです。

     

    ルエダの白ワインは、造り手によって、スッキリして飲みやすいワインから、コクのある複雑な味わいのものまで、いろいろなタイプがあります。クエスタ・デ・オロは後者。ていねいに手で収穫し、良いぶどうだけをセレクト。フランス製の木樽で発酵、熟成させて造られました。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:熟した黄桃やバニラの濃厚な香り。アーモンドのような香ばしさと、熟した洋ナシや黄桃を思わせる果実味が一体となった、ボリューム感ある豊かな味わい。

     

    ゆっくり添わせる:フルーツに黄色い花やジャスミン・ティーの香りもプラス。こっくりボリューム感のある果実味に酸味が加わって、口の中で華やかに広がるように。

     

    ちょい回し:洋ナシやオレンジの皮、白い花、と、香りはだんだん軽やかに。味わいは、たっぷり濃厚な果実味に、オレンジの皮のような風味と酸味、濡れた白い石を思わせる鉱物感が加わり、どんどん複雑に変化してゆきます。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    個人的に気に入ったのは、硬質かつ複雑な味わいになる「ちょい回し」。カリフォルニアのシャルドネなどリッチな味わいがお好みなら、「そのまま」で。食事に合わせるなら「ゆっくり添わせる」がおススメ。

    ■ ルエダあれこれ

    産地の中心地はトルデシリャス。ポルトガルと新大陸分割線を決めたトルデシリャス条約制定の地。コロンブスはルエダワインを携えて航海に出たと言われています。

     

    ワイン輸入元:白井松新薬株式会社
    http://www.shiraimatsu.com/

    http://www.shiraimatsu.com/cart/cuesta-oro/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

     

    Text : Megumi Nishida

     

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  • 2017/05/08

    News Release

    WEBマガジン「サライ.jp」に「Birdyデキャンタ」が紹介されました

    「注ぐだけで普段着ワインの風味が向上!画期的な酒器『BIRDY.デキャンタ』」と題して、「Birdyデキャンタ」に活かされている横山興業(愛知県・豊田市)の熟練した職人の研磨技術から、ご自宅での活用方法まで紹介しています。

    ぜひご覧ください。

    【サライ.jp】
    注ぐだけで普段着ワインの風味が向上!画期的な酒器「BIRDY.デキャンタ」【見つけたニッポンの佳いモノがたり4

  • 2017/04/23

    News Release

    雑誌「MEN’S CLUB」2017年5月号にて、「Birdyデキャンタ」が紹介されました

    雑誌「MEN’S CLUB 20175月号(423日売り)にて、「Birdyデキャンタ」が紹介されました。

    定例のリコメンド企画「EXCLUSIVE 」のVol.12で、「500円のワインがたった10秒で1万円級の味に!?」と題して、珍しいデキャンタの発売とその驚きの効果が紹介されています。

  • 2017/04/06

    News Release

    雑誌「Goods Press」2017年5月号に『Birdyデキャンタ』が紹介されました

    雑誌「Goods Press20175月号(46日売り)にて、「Birdy デキャンタ」が紹介されました。

    定例のレコメンド企画『GP GFRONTLINENo.2で、『熟練の職人が磨きをかけてデキャンタが生み出す新たな価値』と題して、「Birdy デキャンタ」から赤ワインを注ぐカットとともに紹介されています。

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