• 2017/06/26

    Birdy Decanter Laboratory

    6月のワイン / 02. メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ムーラン・ナ・ヴァン 2015

    ※ワインの画像はイメージです。
    Text : Megumi Nishida

     

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    雨に濡れる紫陽花が美しい6月。梅雨をさわやかに楽しく過ごすのにお薦めなのは、フルーティーで洗練されたワイン。今月のワインは、白ワインは冷蔵庫でしっかり冷やして、赤ワインも30分くらい冷蔵庫に入れてからスタートするのがポイント。時間とともに少しずつ温度が上がると、香りと味わいが変わってくるので、その変化も楽しんでみてください。

     

    ■ 6月の赤ワイン

    Maison Joseph Drouhin
    メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ムーラン・ナ・ヴァン 2015
    産地:フランス ボージョレ地方
    ぶどう品種:ガメイ

     

    ボージョレといえば、年に一度、お祭り感覚で楽しむ“ボージョレ・ヌーヴォー”。けれどワイン造りの歴史はローマ時代からと古く、1960年代までブルゴーニュの有名ワインより高額で取引されていた優れた産地なのです。

     

    造り手は1880年創立のメゾン・ジョゼフ・ドルーアン。ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに本拠地があります。130年ものあいだ家族経営をつらぬき、ぶどうが育まれる土地の土壌や気候を尊重し、「エレガンスとバランス」を追求したワイン造りを行っています。

     

    ボージョレには、特に優れたぶどうを育むと認められた10のクリュ(区画)があります。ムーラン・ナ・ヴァンはそのひとつ。名前は小さな丘の頂上にある畑にMoulin a vent(風車小屋)があることに由来します。マグネシウムを多く含んだ花崗岩土壌はガメイ種に最適で、「クリュの王」と称されます。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:スミレの花やプラムのような濃い香り。味わいもプラムやブルーベリーを思わせる、しっかり強い果実味とタンニンが口いっぱいに広がります。

     

    ゆっくり添わせる:ぎゅっと閉じていた蕾がゆるむように、香りもふわっと開いてきました。味わいも、プラムからダークチェリーなど、紫色から赤色のフルーツに変化。華やかに、そしてフルーティーに。タンニンもやわらかくなってきました。

     

    ちょい回し:香りに赤いバラや白コショウなどのスパイスも加わって複雑に。強かったタンニンは肩の力が抜けたように優しくなり、そのぶん、より果実のピュアな風味が際立つように。鉱物感も加わり、洗練された味わいに変化してきました。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    お気に入りはやさしい味わいの「ゆっくり添わせる」。ワインのフルーティーさをそのまま味わいたいなら「そのまま」。和食など繊細なお料理に合わせるなら「ちょい回し」をどうぞ。

     

    ■ ボージョレあれこれ

    ボージョレは「プチ・トスカーナ」と呼ばれるほど風光明媚な土地。フランスではシャンパーニュとともに機械での収穫が禁止されている唯一の産地です。

     

    ワイン輸入元:三国ワイン株式会社
    http://www.mikuniwine.co.jp/

    http://www.mikuniwine.co.jp/shop/g/g06646201500/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

     

     

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  • 2017/06/21

    Birdy Decanter Laboratory

    6月のワイン / 01. エルマノス・リュルトン クエスタ・デ・オロ ルエダ 2014

    ※ワインの画像はイメージです。
    Text : Megumi Nishida

     

    Birdy Decanter Laboratoryでは、季節をテーマに毎月2本ずつワインをピックアップ。Birdyデキャンタによる「時短デキャンタージュ」で楽しめる変化を、ワインライターの西田恵さんにレポートしていただきます。

     

     

    雨に濡れる紫陽花が美しい6月。梅雨をさわやかに楽しく過ごすのにお薦めなのは、フルーティーで洗練されたワイン。今月のワインは、白ワインは冷蔵庫でしっかり冷やして、赤ワインも30分くらい冷蔵庫に入れてからスタートするのがポイント。時間とともに少しずつ温度が上がると、香りと味わいが変わってくるので、その変化も楽しんでみてください。

     

    ■ 6月の白ワイン

    Hermanos Lurton
    Cuesta de Oro, DO. Rueda
    エルマノス・リュルトン
    クエスタ・デ・オロ ルエダ 2014
    産地:スペイン ルエダ地方
    ぶどう品種:ヴェルデホ

     

    スペインというと赤ワインのイメージがありますが、ルエダはスペインきっての白ワイン産地。今、スペインでもっともぶどう畑の値段が高い注目の場所です。ヴェルデホというぶどう品種は、11世紀にアフリカからやってきて以来この地で栽培されています。

     

    ワインの造り手はフランソワ・リュルトン。あれ、フランス人の名前? そうです、実はオーナーはフランス出身。リュルトン家はボルドーで数多くのシャトー(ワイナリー)を所有する名門一族。フランソワはボルドーだけに飽き足らず、世界中の優れたワイン産地を探しだしてワインを造っているのです。

     

    ルエダの白ワインは、造り手によって、スッキリして飲みやすいワインから、コクのある複雑な味わいのものまで、いろいろなタイプがあります。クエスタ・デ・オロは後者。ていねいに手で収穫し、良いぶどうだけをセレクト。フランス製の木樽で発酵、熟成させて造られました。

     

    <Birdy デキャンタによる飲み比べ>

    <用語解説>
    そのまま:ワインボトルからそのままグラスへ注ぐ
    ゆっくり添わせる:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、少し斜めに傾けて内側をゆっくりなぞるように一周する。
    ちょい回し:ワインをBirdyデキャンタに注いだら、そうっと(←ココ大事!)1、2回、回す。

     

    そのまま:熟した黄桃やバニラの濃厚な香り。アーモンドのような香ばしさと、熟した洋ナシや黄桃を思わせる果実味が一体となった、ボリューム感ある豊かな味わい。

     

    ゆっくり添わせる:フルーツに黄色い花やジャスミン・ティーの香りもプラス。こっくりボリューム感のある果実味に酸味が加わって、口の中で華やかに広がるように。

     

    ちょい回し:洋ナシやオレンジの皮、白い花、と、香りはだんだん軽やかに。味わいは、たっぷり濃厚な果実味に、オレンジの皮のような風味と酸味、濡れた白い石を思わせる鉱物感が加わり、どんどん複雑に変化してゆきます。

     

     

    ■ ワインライター西田恵のひとこと

    個人的に気に入ったのは、硬質かつ複雑な味わいになる「ちょい回し」。カリフォルニアのシャルドネなどリッチな味わいがお好みなら、「そのまま」で。食事に合わせるなら「ゆっくり添わせる」がおススメ。

    ■ ルエダあれこれ

    産地の中心地はトルデシリャス。ポルトガルと新大陸分割線を決めたトルデシリャス条約制定の地。コロンブスはルエダワインを携えて航海に出たと言われています。

     

    ワイン輸入元:白井松新薬株式会社
    http://www.shiraimatsu.com/

    http://www.shiraimatsu.com/cart/cuesta-oro/

     

    そのまま、ゆっくり添わせる、ちょい回し、グルグル回し? いろいろと試して、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてくださいね!

     

     

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